しばし一服

2024-02-23

機材購入のために仕事する?

 

電気屋さんのお客様にはあまり知られていないのですが

当ブログからもリンクを貼っていますのでご存じの人も

おられるかもしれません

 

平成元年にブライダルビデオ撮影業に本格参入しました

以後平日は電気屋さん、土日祭日はビデオ撮影業をして

ほとんど休日設定はないまま仕事をしていました

 

道具がないと仕事にならない、の見本のようなもので

撮影業務に必要な機材も投資しました、普通乗用車が楽に買えるほどの

ビデオカメラを買い業務拡大に伴い増やしていきました

普通乗車が3台ならんでいるほどのカメラがお店に並んでいました

 

さらに編集機というものが必要で、これも乗用車が買えるほどの

ビデオデッキが並ぶことになりました、稼いだ分がみんな機材に

化けるなどと言っていました

平成のバブル時代で電気製品も高額高級機種が売れたものです

そんな時もふたつの業態で仕事をしていました

時代は流れて世はバブル崩壊で電気製品も高級路線から実用機種に

変わって行きました、そんな時代でもブライダルは続いていました

まだまだ結婚式・披露宴を行いビデオも業者に依頼して撮影・編集・そして

当初はVHSビデオでそれからはDVDやブルーレイでの納品になって行きました

 

バブル崩壊の波を乗り越えたのはこちらの業務が続いていたからと

思っています

 

画像の業務用カメラを棚から出して思い出したことがありました

もう40年ほど前になりますが脱サラをして家電屋さんを始めた頃に

業務用ビデオカメラを購入して撮影業に乗り出そうとして

機材購入をする資金を公的な機関で借り入れをすることにしたのです

 

当時の窓口担当にブライダル撮影をするための資金、と説明するのですが

町の電気屋を始めたばかりの若者が撮影業に参入、つまり

電気屋とビデオ撮影業がその担当者の中では結びつかなかったのです

 

そして一言言い放ちました

「あなたの趣味の機材を買う資金でしょ」

と木で鼻をくくったような態度での対応をされたのです

 

これは説明しても理解してくれそうもないので、そうですと

返事をしてとにかく資金を貸してもらいました

この時の機材があったのでビデオ撮影業界への参入とその後の

本格的な業務につながることになりました

 

あの時立腹して資金調達を諦めていたら今の業態はなかったかもしれません

平成時代の大きな思い出はこのことに尽きるかもしれません

 

 

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